脳内モルヒネと運動 気分と痛みの感じ方を整える、無理のない動き方
「脳内モルヒネ」という言葉を聞いたことはありますか。これは、運動時などに働くβ‐エンドルフィンをはじめとする、体内でつくられる物質を親しみやすく呼んだ表現です。運動後に気分が晴れたり、痛みの感じ方が一時的に変わったりする現象には、内因性オピオイドだけでなく、内因性カンナビノイドなど複数の仕組みが関わると考えられています。
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ただし、「運動すれば痛みが消える」「つらくても動けばよい」という意味ではありません。研究では反応の大きさに個人差があり、運動の種類や強度、体調によっても変わります。首や股関節に違和感があるときは、ランナーズハイを目指して頑張りすぎるより、心地よく続けられる量を見つけることが大切です。
始め方の目安は、会話ができる程度のゆったりした歩行です。背すじを無理に反らさず、目線を少し遠くへ向け、肩の力を抜いて腕を自然に振ってみましょう。10分ほど歩いたら一度立ち止まり、首・肩・股関節に痛みが増えていないかを確認します。調子がよければ、日を分けて少しずつ時間を伸ばす方法が安心です。
また、運動中の呼吸が乱れすぎると、姿勢も固まりやすくなります。息を止めず、吸うより少し長く吐くことを意識すると、ペースを上げすぎない目安になります。歩く場所は段差の少ない道を選び、靴はかかとが安定するものを。安全に続けられる環境も、運動習慣の一部です。
運動の爽快感は、心と体の状態を知る小さなきっかけになります。一方で、強い痛み、しびれ、歩きにくさ、夜も続く痛みがある場合は、運動で様子を見続けず整形外科へ相談しましょう。枚方市・寝屋川市・交野市で忙しい毎日を送る方も、「気分よく終えられる運動」を生活に取り入れてみてください。

